現代社会はますます複雑化しており、言葉で伝えることだけではなく、相手の表情や声のトーン、仕草などから気持ちを察知する「非言語コミュニケーション能力」が重要になっています。
ボードゲームは、遊びながら自然と非言語コミュニケーション能力を鍛えることができる、子どもにとって最適なツールです。今回は、「他者と関わる力」の中でも、特に「非言語コミュニケーション」に焦点を当て、具体的なゲーム例と効果をご紹介します。
なぜボードゲームで非言語コミュニケーション能力が高まるのか?
ボードゲームには、非言語コミュニケーション能力を高める効果的な要素がいくつも含まれています。
1. 言葉以外の情報でコミュニケーションを取る
ボードゲームによっては、言葉を使わずにジェスチャーや表情でコミュニケーションを取る必要があります。相手の非言語的な表現から気持ちを読み取り、自分の気持ちを非言語的に伝えることで、非言語コミュニケーション能力が自然に高まります。
2. 相手の気持ちに共感する
ボードゲームは、チームで協力して勝利を目指すゲームも多いです。チームメイトの気持ちに共感し、協力して目標を達成することで、コミュニケーションの重要性を学ぶことができます。
3. 自分の気持ちを表現する
ボードゲームは、自分の意見や考えを伝える必要があるゲームも多いです。自分の気持ちを言葉で表現することで、コミュニケーション能力が向上します。
具体的なゲーム例と効果
1. ザ・マインド:全員でカードを小さい順に出していく
プレイヤーは、手札の数字カードを1枚ずつ、場に出していくのですが、数字の大小を声に出して伝えることはできません。言葉を使わずに、他のプレイヤーの思考を読み、数字の大小を感覚で伝える必要があります。非言語コミュニケーション能力や直感力が鍛えられます。
2. コヨーテ:自分の数字だけ見えない!全員のカードの数字を足すといくつになる?
自分のカードをおでこの前にかかげ、他のプレイヤーに見えるようにします。自分の数字だけ見えない状態で、全員のカードの数字の合計がいくつになるか推理するゲームです。他の人の発言やその理由を推理し、自分の数字を考え、合計数字を考えるというプロセスを踏みます。「人の言葉を聞く」「意味を考える」という面のコミュニケーション能力が高められます。
まとめ
ボードゲームは、遊びながら自然と非言語コミュニケーション能力を鍛えることができる、子どもにとって最適なツールです。今回ご紹介したゲーム以外にも、様々な種類のボードゲームがあります。
ぜひ、お子様に合ったゲームを見つけて、一緒に遊んでみてください。
教室情報
当教室では、子どもたちの非認知能力を伸ばすボードゲーム教室を開催しています。情報収集能力をはじめ、様々な非認知能力を育むゲームを取り揃えています。
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