現代社会は変化が激しく、将来何が起こるのかを予測することはますます重要になっています。子どもたちが将来活躍するためには、リスクを予測し、適切な判断を下す「リスク管理能力」を育むことが重要です。
ボードゲームは、遊びながら自然とリスク管理能力を鍛えることができる、子どもにとって最適なツールです。今回は、「自分と向き合う力」の中でも、特に「リスク管理能力」に焦点を当て、具体的なゲーム例と効果をご紹介します。
なぜボードゲームでリスク管理能力が高まるのか?
ボードゲームには、リスク管理能力に効果的な要素がいくつも含まれています。
1. 先を読む力
ボードゲームでは、勝利するためには、先の展開を予測し、それに合わせた戦略を立てる必要があります。リスクを予測し、それを回避する行動も重要です。
2. 状況判断力
ゲームによっては、状況を的確に判断し、適切な行動を選択する必要があります。リスクを伴う行動も場合によっては必要ですが、そのリスクを理解した上で行動することが重要です。
3. 責任感
ボードゲームは、自分の行動が結果に直結するゲームです。リスクを軽視して行動すれば、負けてしまう可能性が高くなります。自分の行動に責任を持つことで、リスク管理の重要性を学ぶことができます。
具体的なゲーム例と効果
1. 八十日間世界一周:資源管理とリスクのバランス
ジュール・ヴェルヌの小説「八十日間世界一周」を題材にしたボードゲームです。プレイヤーは主人公フィリアス・フォッグとなり、80日以内に世界一周を目指します。80日以内に世界一周するためには、お金や時間、移動手段などを計画的に管理する必要があります。
2. クアルト:相手に渡すコマで勝敗が決まる
16個の個性的なコマを使い、縦・横・斜めのいずれかのラインに同じ特徴を持つ4つのコマを並べたら勝ちとなります。一見シンプルに見えますが、コマにはそれぞれ色、形、高さ、穴の有無という4つの特徴があり、奥深い戦略性を楽しめます。
まとめ
ボードゲームは、遊びながら自然とリスク管理能力を鍛えることができる、子どもにとって最適なツールです。今回ご紹介したゲーム以外にも、様々な種類のボードゲームがあります。
ぜひ、お子様に合ったゲームを見つけて、一緒に遊んでみてください。
教室情報
当教室では、子どもたちの非認知能力を伸ばすボードゲーム教室を開催しています。情報収集能力をはじめ、様々な非認知能力を育むゲームを取り揃えています。
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