現代社会において、集中力はますます重要になっています。しかし、情報過多やマルチタスクなど、集中力を妨げる要素も増えています。
そこで今回は、ボードゲームを通して小学生の集中力を高め、「自分と向き合う力」を育む方法について、具体的なゲーム例を交えてご紹介します。
集中力とは?
集中力とは、目の前の課題に意識を集中し、持続させる能力です。集中力が高いと、学習効率が向上し、ミスを減らすことができます。また、困難な課題にも粘り強く取り組むことができるようになります。
非認知能力と集中力
非認知能力とは、知識や技能以外の能力を指します。「集中力」は非認知能力のひとつ「自分と向き合う力」の中の重要な要素の一つです。
「自分と向き合う力」とは、自分の感情や思考を理解し、コントロールする力です。集中力が高いと、誘惑に負けず、目標に向かって努力することができます。
ボードゲームで集中力を高める
ボードゲームは、楽しみながら集中力を鍛えるのに最適なツールです。ゲーム中は、目標達成のために、ルールを守り、戦略を立て、手札やコマを操作する必要があります。
また、相手プレイヤーの動きを観察し、先を読む力も必要です。これらの要素は、集中力を高めるのに役立ちます。
具体的なゲーム例
1. アルゴベーシック
裏になっている相手のカードを当てていくゲームです。全体でどの数字が何枚あり、自分はどの数字を何枚持っているから、相手の裏になっている数字はこれだろうと推理していきます。ポイントは、相手の発言です。他のプレイヤーが自分の数字を当てるために言う数字に注意を払い、なぜその数字を言ったのか理由を考えながら推理していくため、ゲーム中はつねに集中し続ける必要があります。
2. ナインタイル
手札のタイルを組み合わせて、お題と同じように並べます。他のプレイヤーとの競争もあり、スピーディーに完成させる必要があります。次々に新しいお題に取り組むので、集中と緩和を繰り返し、短時間に一気に集中力を高める能力が鍛えられます。
まとめ
ボードゲームは、楽しみながら集中力を鍛えるのに最適なツールです。今回ご紹介したゲーム以外にも、集中力を高める効果のあるボードゲームはたくさんあります。
ぜひ、お子様と一緒にボードゲームをプレイして、「自分と向き合う力」を育ててください。
教室情報
当教室では、子どもたちの非認知能力を伸ばすボードゲーム教室を開催しています。情報収集能力をはじめ、様々な非認知能力を育むゲームを取り揃えています。
非認知能力を伸ばすボードゲーム教室の「てとらぼ」